ブラックケア訪問介護事業所⑤
前回のあらすじ
ブラックケア訪問介護事業所での面接
面接にやってきたのは、男性68歳の高齢者でした。
初めはヘルパーの募集かなと思って黒山とともに面接の同席をしました。
すると、サ責の面接だと黒山は言いました。
私は驚きました。なんで高齢で男のサ責面接するのかと?
私は高齢の男性に質問します。「なんでうちの事業所なの?」と
高齢の男性「以前の事業所でヘルパーしてて、私しかサ責する資格のある人がいなかった、仕事の内容を説明してくれなかったのでサ責の仕事しっかりと覚えたい。私がね、事業所を一目見て、ここの事業所は書類整理がしっかりと出来ている。そんな環境ならサ責の仕事を覚えれる」と志望動機でした。
そう、私の作った書類などの環境を見て、騙されたのです。
業界を知り尽くした人が私の書類を見たら、不備だらけの書類でも 、何も知らない素人がみるとしっかりと出来ているとみられる。
人って簡単に騙せるんだな言うことがわかりました。
まさにマスメディアがやる手法ですね。
絵のようにカメラの中は左の人が右を襲っているように見えますが、実際は右の人が左の人を襲っています。
実際、黒山も素人なので、介護業界の書類なんか興味ありません。
要は金(保険給付)さえ入れば別にどうでもいいって人なのでw
あとはやたらに前の会社での話をずっと話してきました。
面接で前の会社での愚痴をたらたらと話されても、困るんですけどねw
資格は実務者研修、同行援護応用までは持っているが、介護福祉士は持っていないとのこと。
素人の黒山はいいます。「じゃあサ責できますね」
「え?」と黒山に思いながらも、私は利用者のサービスがあるため面接を途中退席しました。
後日、黒山から連絡がありました。
内容は、先日の面接の人、雇うのであなたの引き継ぎ業務を面接の人にお願いします。
そう、黒山はあの高齢の男性を私の代わりにサ責にするのでした。
(まあ私が辞めるから、代わりの人を探してるんだけど、要は条件さえ満たせば誰でもいいのかよ)と私は心の中で思いました。
普通に考えて、68歳の高齢で、介護福祉士もっていない、介護経験も浅い人間に事業所を任せようとは思いません。
訪問介護はヘルパーあって成り立つビジネス。
しかもヘルパーの需要は女性の方が高い。男のヘルパーでしかも高齢の男なんて、正直需要が少ないです。(男でも若ければ需要はありますが)
あるとしたら、ガイドヘルパーぐらいですか?移動支援や同行援護?
そもそも高齢で体力あるの?
高齢で身体介護が出来るとは思いませんし、掃除とか雑だろうし、調理とか出来ないだろうし。いろいろありますが、一番は人の意見や指示をまず聞かないでしょ?
※あくまで個人的なイメージです。
だって自分の会社を知らんやつが、しかも高齢で業界の経験ないやつが運営するみたいなものですよ。
実務者上がりの人がサ責をするのはしんどいと思います。
(実際わたしも実務者上がりでサ責しましたが、本当にしんどかったです。)
当時を振り返りと近況報告
今思うと、あの時、仕事辞めたのは間違っていたのかなと後悔はしています。
でももし仕事を続けていたら、こんな経験は出来なかったことは確かです。
新しいことを覚えるのって、楽しいと感じましたし、でも辛くてすぐに辞めてしまいました。
そして、働きたくても、働けなくなりました。
自分なんか生きていても意味がないと生きていくのが嫌になりました。
命を絶てば楽になるかなと思いましたが、怖くて出来ませんでした。
何もできませんでした。自分は無力なんだなと。
そして自分に問いました。
やりがいってなんだろう?
生きるって何だろう?
そんな時にラブライブ!サンシャイン!!ってアニメに出会いました。
アニメを見てて、彼女たちがすっごい輝いてて、きらきらしてて、楽しそうで、その当時の自分とは正反対だったので、気が付けば、彼女たちに夢中になっている自分がいました。
名言、いっぱいあるような気がしますね。その中の一つ
花丸の「オラにも(自分)でも出来るかな?」の台詞に対して、
千歌が「出来るか出来ないかじゃない、やりたいかどうかなんだよ!」って台詞とか。
ラブライブの話すると長くなりそうなので、ちょっと控えときますねw
後日別企画で考えておこうかな。
今は職に就いていませんが、いつかは継続して仕事が出来ればなと思っています。
転職とはガチャみたいなものよね。なかなか当たりを引かない。
最後までブログを見ていただきありがとうございました。