初めの職場へ出戻り
他の業種も探してはみたのですが、やはり年齢的なものがあり、なかなか採用には至りませんでした。
どの業種も人手不足にもかかわらず
その点、介護業界は簡単に採用されてしまいます。
若い人は介護なんて仕事やろうとは思いませんからねw
マイナスなイメージしかありません。
「汚い」
「きつい」 いわゆる3Kと他にも足せば何Kになるのやらw
「給料安い」
でも介護職の悪いところだけじゃなく、いいところもあると思います。
どんなにしんどくてもご利用者の
「ありがとう」
って言葉はそれだけ救われると思います。
待遇面でいえば、一時期、派遣切りがあった時代でも、介護職って仕事はクビを切られることはないと思います。普通に勤務していればですがw
出戻りのきっかけ
次の職場はデイケアでしたが、二日目で仕事辞めたいと思い辞めてます。
転職活動と仕事の辞め癖に次第にイヤになってしまった、私は心身的にも疲れて行きました。
気がつけば、以前勤めていた介護施設の上司にメールを送信していました。
私「お久しぶりです。みなさん元気にしていますか?」
元上司「みんな元気だよ。あなた今どうしてる?」
そこで、私は今の現状を元上司に全て話しました。
とても信用できる人だったことが、全てを打ち明けることになりました。
元上司は「おつかれ、たいへんだったな。うちに戻ってくるか?」
そう出戻りの選択です。
私は、そこの職場がイヤで辞めたので正直迷いました。
元上司いわく、今一人辞めたから、枠は一つあいている。
元の職場に帰ってくるチャンスは今しかないと言われました。
その上司の力になれるのならと思い、私は出戻りを決断しました。
いい加減、この転職活動と仕事の辞め癖に終止符を打ちたいと思ったのです。
働きたくても働けない
人間不信、施設不信に陥ってしまった私はそれからというもの、入っては辞めての繰り返しで、次第に自分自身が嫌になっていきました。そして
働きたくても働けない 状況に陥ってしまいました。
何社か内定も貰いましたが、当日仕事行くのが怖くなり、仕事を辞退することもありました。
当日、電話したら内定をもらった面接官にめっちゃキレられました。
まぁ、当然ですよねw
周りから見たら、甘えてるんじゃないか?と思う人もいると思います。
なにかを変えないといけない。
本当にこのままでは自分はダメな人間になってしまいます。
そこで違う業種の仕事も探してました。
年末だったこともあり、短期バイトから始めてみようと考えました。
ミカンなどの仕分け作業を短期で始めました。
午後からの4時間勤務でした。
ずっと立ち仕事でしんどかった記憶があります。
これならいけるかと思ってましたが、
しかし二日目で仕事行きたくない病が発生しますw
上司のミスは一番下っ端のバイトのミスにされる。
でも他の人間のミスが自分じゃないのに自分のミスってことになる。
「ミスしたらまたなにか言われるんじゃないか」って怒られることが怖いのか、
「完璧に仕事しなきゃ」と精神的に追い込まれて行きました。
計画では10日の入るうち、5日しかそのバイトは出来ませんでした。
「なにもそこまで一所懸命にならなくてもよくね?」
そうバイトですら逃げ出してしまったのです。
その短期バイトは希望した日に来ればいいバイトだったので、別にそこまで必死になって働こうとは考えていませんでした。
次の仕事への復帰への第一歩にリハビリ的な感覚で働いていました。
しかし、それすらも出来ない自分、あまりにも情けなくなってしまいました。
前職のサ責をやめて、半年あまり。
本当に働きたくても働けなくなってしまいました。
怠けている。根性が足りない、社会の負適合者、クズ人間
本当にそうだと思います。
私の中の人間不信が消えないのと、仕事に対するやりがいがないのが全てなのではないかと思います。
退職代行
以前のユニット型特養を退職した私は、新たな仕事を探していました。
10年以上介護施設で働いていた実績があるだけで
介護業界ってのは本当に人手がいないのか、すぐに採用されますねw
今回はサービス付き高齢者住宅で働くことになりました。
サ高住ってどんな仕事かイメージが全くなかったので不安が強かったです。
私の働いていたサ高住は、フロント業務の訪問介護?みたいな感じでした。
ご利用者の部屋にいって、排便の有無の確認と、訪問介護的な身体介護や生活援助。
食事の提供ぐらいだったと思います。
しかしすぐに辞めてしまってますw
なんで辞めたか、理由は人間関係にあります。
そこのサ高住には私より先に入った。新人がいたのですが、その新人に対する。
職員たちの総攻撃的な、いじめ見たいなのを見て、怖くなったからですw
その新人は年配の男性でした。年齢的に60ぐらい?だったと思います。
介護の経験はありませんが初任者研修はもってます。
初任者研修もってないと訪問では働けませんからね。
その年配新人さんの業務態度
教えてもらったことをすぐに忘れる。メモはしない。
注意したら、ムッとする。
他の人のミスを指摘する。
正直そんなやつに教えるのいやになりませんw
その年配新人さんがまた、問題的な人だったのでみんなその人に関わりたくなかったのですね。
私もなるべくその新人さんに関わりたくはなかったです。
そんな年配新人さんを見てるからか、周りの私に対する見方が、
介護歴長い=即戦力。
あいさつできる。言葉づかい気をつけてる。
ちゃんと教えをメモしている。
年配新人さんと真反対な人がきたことからか、周りからの受け入れは好感高かったと思います。
そんな理由かよと思いますが、これ意外と大事なことだと思います。
すぐに独り立ちできると、周りの期待が高く、
プレッシャーに弱い私は、それが耐えれませんでした。
次第に先輩職員の年配新人さんのダメ出しが強くなっていき、メンタルが弱い私は、ここにいたら、私はここの職員に潰されるって思いがだんだん強くなっていきました。
私がそこの職員の指導をもらった時の話です。
ある職員は、最低限なことは説明するけど、口だけで全く動こうとしませんでした。
またある職員は、業務がわからないのに、「介護の経験あるから大丈夫でしょ?」と教え方が適当で、全く教えようとする気がありませんでした。
正直、職員の質は今まで働いた施設で最低な部類の施設でした。
そんな施設の不安と不穏が重なって、私は逃げるように仕事を辞めようと決意しました。
でも前回辞めたときの精神的につらい思いをするのは嫌だったので
直接仕事辞めますとは言えませんでした。
今思うと本当に身勝手な理由ですねw
そんなときに出会ったのが、退職代行サービスです。
正直、本当に仕事辞めれるのかよってはじめは半信半疑でした。
会社によって料金は違いますが、精神的につらい思いをするぐらいなら、お金払えばそれで仕事を辞めれるなら、安いものかと考えて退職代行サービスを使いました。
その日にお金を振り込んで、退職代行に連絡をいれました。
あとは、いろいろとある項目を記入します。
私が使った退職代行サービスは
①名前・生年月日・住所・電話番号
②職業
③正社員、契約社員、アルバイト、パート
④勤続年数
⑤努めている会社
⑥その連絡先
⑦会社に連絡してほしい時間
⑧会社から借りているもの?
⑨会社から返してほしいもの?
⑩有給の残り
⑪退職希望日
⑫退職理由
⑬会社からのやり取り、会社から電話あったら出たいか?出たくないか?など
だったと思います。
すぐに仕事辞めたかったので翌日辞めたいと希望しました。
次の日、実際に行動に移しました。最初はかなり不安がありましたが、退職代行サービスが代わりにやってくれたので、私は待つだけでした。
結果は…仕事を辞めることを認めてくれました!!
その後は退職届と、会社から借りているものを会社に郵送しました。
退職代行サービス使ってみたけど、本当に仕事辞めれたわ。
— のぶかっつ (@kaigo_1234) 2018年10月31日
上司に仕事辞めますって言い出しにくい空気の中だったから、(言ったら公開処刑されそうな空気で今後働きづらくなり、自分がイジメに合うかもだったのでw)
退職代行で気を使わなくてもいいのは良かったかも。
退職代行サービスってのがなかったら、たぶん今もそこで働いていたと思います。
この時代ならではのビジネスってやつなんですかねw
こんなことがビジネスになる時代…
本当に仕事を辞めたいと悩んでいるのでしたら、退職代行サービスを使うことをおススメします。
でも人と人とのつながりは消せません。次の職場に移っても、風のうわさで、あの人は退職代行で仕事辞めた人ってレッテルは消えません。
同じ地域内での仕事はやりにくいかもしれませんね。
不信感
ユニット型特養を辞めますと電話で施設長に伝えたところ。
「お話しましょう、とりあえず施設に来てください」
私は施設に行きました。
施設長「どうしたんですか?」
私「すみませんが辞めさせてください。」
施設長「何が原因ですか?訳をいってください」
私「初日の業務のことを伝えて、私にはできませんと、すみませんが辞めさせてください」
施設長「あれは、異常な事態だったと思ってます。でももうそんなこと二度とはありません。何が原因?誰かに何か言われた?」
私「すみませんでした」
施設長「別にあなたを責めてるわけじゃないですよ、何が原因ですか?」
私「すみませんでした」
施設長「辞めるのはいいんですけど、社会人として退職するなら、ちゃんと勤めてやめないと私はダメだと思いますよ」
私「すいませんでした。」
施設長「困ったな…」
私「わがままをいって申し訳ありませんでした、すみません失礼します」
そんな感じだったかなと思います。
30分ぐらいこんな押し問答があったと思います。
正直思い出したくもありません。
私の言い分として
だって、明らかにブラックだろwww
求人から偽って人集めてさwww
「困ったな…」ってのは自分の保身しか考えてないじゃんwww
あなた人間として不適合って言うのはそうなんだろうけど、施設として明らかに不適合な組織に言われたくないわwww
それに辞めるときに本当の原因なんか語りたくないわ。
すみません、当時のことを思い出したら、今でもむかつきますねw
仕事を辞めるって伝えるのは精神的にかなり負担がかかります。
この一件が原因で事業所不信ってのが私の中に強く芽生え始めました。
それ以降転職活動しても、よさそうな事業所があっても
私のようなダメな人間は、採用にまで至りませんでした。
面接で緊張して、面接官に論破されてしまうんですよね。
正直、働かないといけないのはわかっているんですけど、それがあせりになって、質問されても、具体的なことが答えられなくて。
「ここに来てなにがしたいですか?」って質問に
介護について明確な答えってのが出せませんでした。
そして、自己嫌悪におちいってしまいました。
ユニット型特養
ブラックと思われる?事業所の仕事をやめた私は、施設系で仕事を探してました。
デイの求人があったので、そこの事業所に行きました。
そしたら、面接官から衝撃の一言を言われます。
「今、デイの募集してないんですよ。」
は?
デイの求人出してんだろwww
「介護業界って人手不足でしょ、今はデイの利用者さんがいないから、一時休止しています。職員が集まれば再開しますけど、それまで特養で勤務できませんか?」
と面接官に言われました。
今思えば、あきらかにやばそうな施設だったなと思いました。
でも仕事しないといけないよなって、困ってた私は、仕方なく特養へ再就職することになりました。
そこの施設はユニットの特養型でした。
介護の経験はそれなりにあったことと、従来型の特養で経験あるから大丈夫かなと、そのときはそこまで深く考えませんでした。
出勤初日
挨拶終わって、いざ職場へと思いきや、周りを見渡すとあからさまに職員がいない。
いきなり、施設長に
「初日ですいませんが、お風呂介助(着脱と誘導)おねがいできませんか?」
一応私その施設の新人です、そこの利用者のことなんかもまったくわかりません。
ベテランの介護士と看護師と新人の私だけで20人ぐらいいる利用者の入浴介助です。
ベテランの介護士「入浴介助、わしと看護師と新人でまわさなあかんのやけど、看護士なにサボってんだ、早くこいよ。」
無難にさばいて、午前が終了。そして休憩。
午後からの勤務は穏やかな感じかな?と思ってたら。衝撃の一言が…
「午後からもお風呂介助おねがいできませんか?」
マジかよwww
初日だぞwww
しかも私新人ですけどwww
予想外な展開でした。
なんとか1日終わらせて、たまたま次の日が公休日だったので私は考えました。
「ここの施設おかしくね?」
退職ですね。
新たな旅立ち1
心機一転。仕事を辞め、再び転職活動を始めた私はいろんな事業所を訪れました。
訪問介護、住宅型、サ高住、デイなど幅広かったです。
面接で「うちで働いてみる?」
意外と内定をもらえる所が結構ありました。
なんだ介護の仕事って簡単に内定もらえんじゃんw
当時の私は、何も考えずに内定をもらった事業所に再就職していました。
これが、ダメ人間のはじまりでした。
一つ目の違う事業所のサ責をやってました。
しかし、ここの事業所はサービスに入る家から、次のサービスに入る家まで、自転車で20~30分なんでざらにありました。
前職の訪問介護はマンションにサービスが集中してたので、自転車で最大10分とかでしたので、そんなイメージしかなかったので正直、訪問介護を舐めてましたw
入った私のシフトが 月~金でした。
曜日によって違いましたがざっとこんな感じだったと思います。
初日
9:00 出勤
10:00 1件目のサービス 1時間
11:00 移動
11:30 2件目のサービス 1時間
12:30 休憩
13:45 3件目のサービス
14:30 4件目のサービス
16:00 5件目のサービス
17:30 事業所に戻る。
18:00 退勤。
管理者から
「休憩の時間中に、とりあえず利用者の情報を見といてください」
事業所によって記録書式違うのにわかるかよwww
土地勘ないのにわかるかよwww
いつ休憩とるんだよwww
管理者サ責から衝撃の一言
「移動が休憩時間だよ」って
こいつなにいってんだと思いましたね。
施設での勤務しか経験なかったので、訪問介護やってる人はそれが普通の感覚なのか、私にはわからないですけど。
前職の訪問介護事業所でも、事業所に戻って1時間は普通に休憩時間とってました。
そして私は結論付けました。
ここの事業所 ブラックじゃね??
あわないと思い数日でそこの訪問介護事業所は辞めました。
サ責の終わり
選択肢の結果。
私は退職を選びました。
詳細は選択の刻に
いろんな面で精神的に追い込まれてたのもあったから。
サ責としての私はここで終わった。
事業所にいる間の残りの期間は自分のやりたいように仕事してみよう。
いちヘルパーとして、何が足らなかったのか?自問自答して手探りで考えてみた。
退職が迫る前日、代表から
「今のあなたは楽しそうに仕事してる。」
「ほかのヘルパーさんもあなたが辞めるのを止めてほしいと言っています。」
「だから考え直さない?」
引き留めの言葉でした。
人手不足が深刻な介護業界。事業所はいくらでもある。
辞める?辞めない?ここでも選択肢がよぎりました。
私は辞退しました。
戻ればまたつらいことが待っている。
そう仕事から逃げてしまったのです。
人間関係はとてもよかったです。事業所の内紛はあったけど、私個人は事業所には不満はありませんでした。たまにおかしくね?とか思うことはありましたけどw
あの時に戻れるなら、辞めなければよかったと後悔はしています。